「オンライン資格確認」の仕組みが始まります

健康診断
この記事は約2分で読めます。

保険証等の様式が改正となります

 「オンライン資格確認」の仕組みの開始に伴い、令和2年10月から、保険証等の様式が改正され、保険証等の番号欄に2桁の枝番が追加されるようになりました。
2桁の枝番が追加されることで、保険証の番号が世帯単位から個人単位になり、被保険者・被扶養者それぞれ個人ごとに特有の番号となります。

 既に発行済みの保険証については、これまで通り2桁の枝番がないものでも使用できます。
回収して再交付は行われないため、そのまま使用することが出来ます。

保険証の番号欄に2桁の枝番が付与される

「オンライン資格確認」とは?

 オンライン資格確認とは、マイナンバーカードのICチップや健康保険証の記号・番号を使って、患者の健康保険の資格情報を医療機関で即座にオンラインで確認できるようにする仕組みのことです。

 最新の資格情報を確認できるため、資格喪失後の保険証で誤って受診してしまうという事態が防げます。

 また、医療機関や薬局の窓口での支払いが高額な負担となった場合に、保険者に対して申請を行って発行する必要があった「限度額適用認定証」等についても、患者本人からの同意のもと、「オンライン資格確認」システムから情報を取得することが出来るようになります。

保険資格の有効確認が即時に可能に

「オンライン資格確認」のまとめ

 今回の改正は、病院での受診時のメリットが大きいものにはなりますが、企業として健康診断を実施するうえでも、配偶者や扶養者向けの健診を実施されている場合には、保持しているデータに修正が必要だったり、健診機関との調整が必要となることが想定されます。